2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夢やぶれてからが人生

「夢が破れてから人生が始まる」と明石家さんまさんがテレビで言うてはった。工夫するからね、夢がやぶれた後も生きて行こう思たら。ほんで夢は一つちゃうからね、いくつもいくつも破れるよ。工夫に工夫が重なりオリジナリティかなりあふれる。夢ひとつ一つ…

闇へ入り光を持ち帰る

目の前に手をかざしても見えない暗闇で視覚に障がいを持つ方にリードしていただき初対面の8名が1時間を共に過ごす体験をした。照明が落とされ闇が満ちると、まず天と地に上下から引っ張られる感覚が生じ、宙に浮かぶ液体の入った袋が自分だった。支えられ…

7月はモザイク画、夏と秋の

高い高い空のむこうに秋が見える、冷たい大気がある。草地も、夏と秋がモザイクのように混じる7月始め、真夏前。と言ってるうちに稲の花が開き始め辺りに甘い香り。と思ったら、ツンツンする人工的な花っぽい香りが辺りを席巻誰かシャンプーしてはる匂いすげ…

スイカ・キング

スイカ名人と言われた父を息子が超えた傑作が並んでいるスイカの海、スイカ天国だ。

そんなことない?

ゆるキャラやマスコットを「かわいい!」とおもうのは中に入っている方の(人をもてなす)お気持ちアイデア、サービス精神が嬉しく有難く、重く暑い着ぐるみを、そう見せない根性と体力に頭が下がるからだよね。そう思ってたんだけど、朝の地下街のベンチに…

ウサさんの怒り

ウサさんは小花模様のエプロンをつけてお茶の準備をしていた。毎週水曜に、お友だちとお茶を飲みながらおしゃべりするのが常だった。今日は天気が良いので庭へ椅子とテーブルを出し、きれいなクロスをかけた。お茶受けのコンポートを作るため、サクランボを…

リスと悲しみ

リスは悲しみたくなかった。悲しいことが起きると、悲しみがいつまでも続くから。悲しいことが起きないように、どうしても避けられないなら少しでも先へ延ばせるよう、考えつくあらゆることをしていたが、力尽きて倒れた。「悲しんでもだいじょうぶ、とんで…

結婚観を養う

「まぁ結婚は交通事故に遭うようなもんだから」父の口癖でした。せずに済むのなら、なるべくしないでおこう、って思うよね? 今ふり返ると、自前の結婚観を養うべきやった、と思う。鵜呑みにせずに。父の結婚相手は祖母がみつけたそうです。父はヤンチャだけ…

タイムマシンの歯医者さん

地方の昔ながらの銀座商店街にある歯科医院で1960年代を味わいました。診察室は6畳ほどの四角い部屋で正面に窓があり、中庭へ面しています。木製の窓枠から見える庭のヤツデが大きな葉を広げ、祖父の庭のような懐かしい風情です。庭越しに見える二階の窓は、…

病院で待つ

受診まで3時間くらい待つよね。大学病院とかじゃなくて地方の病院。診察開始が9時で、正面玄関を6時に開けて受付け開始。「まず順番取って、いったん家へ帰って、また来たらいい」とアドバイスいただくけど、病人や家族にはキツイよねー。車で往復1時間軽く…

あめ‥うめ

梅干しの本漬けや梅サワーや梅エキスの仕込みを終え、降る雨をホケーっと見ている。うめ、あめ、梅雨 !熟した梅の香り、紫蘇の香りをかぐだけでウットリする梅仕事は手間と時間が必要で、余裕がある年にだけ作ります。古い瓶のラベルを見ると、比較的平和だ…