無知

びわ湖に突き出た半島、こんもりした山のふもとから参道を1キロ登ると「伊崎不動尊」がある。お寺から石段を降り山門をくぐれば湖だ。船着場がある。かつて船で参拝する人が大勢いた頃の名残りだ。 お坊さんが薪を割っている。「山の裏側まで一人で行っても…

映画体験

インドで生まれ修行し20世紀初頭に米国へ渡り、ヨガの教えを科学的観点から説き広めた人物のドキュメンタリー映画を観た。ラストに流れた言葉は「どうしたらグル(導師)と会えますか、と尋ねたとき師は答えた。あなたのグルは今あなたの目で世の中を見てい…

膝はランナー、肘がテニス・プレイヤー

膝の外側が痛み階段昇降も一段づつ。 診断はランナーズ・ニー、使い過ぎ。 走ってへんし思い当たるのは辰巳先生の命のスープづくり、 台所にほぼ二日間はりついた。 5年前は大森先生の穀菜食づくりでテニス肘。 根菜きざみまくったからね。もちろんテニスし…

手仕事の思い出

市民体育センターが数年後の国体のため取り壊されるって。この街路樹は、チョンチョンに剪定した後ワっと蘇ったね。広大な敷地と駐車場を積雪のたび雪かきしてくれてありがとう、雪かきの最中に愛車のキーを失くし、雪解けまで出て来なかったね。夏は草刈り…

合言葉は Fine Days ーー 昭和のコント

総合病院で検査を受け帰宅した母、父の部屋へ駆け込み言い放った「わたしガンだから!手術するから!あなたショートスティ行って ‼︎ 」身障者1級・要介護2米寿の父、日帰り通所リハビリの経験はあるが宿泊ショートスティは未体験。新しい通所サービスへ電…

サクラ・2016年 これでよし

ゆるやかな斜面に作物がまばらに生え レンゲ草が風に揺れている。 ヤギが肥えた土に糞をし、 次の実りも約束されたようだ。 これで良し。わずかだが、できることはした。 つれあいの手を取り立ち去る。 深い満足に包まれ目が覚めた。夢だった。

空の面積

最寄り駅まで自転車で通勤する家人は、流れ星をしょっちゅう見る。「視界の半分が空やもん。ビルに切り取られた空と違う」「ニホンザル見た」と帰って来たこともあった。猿が道に座っていたそうだ。人里に現れた猿のニュースを観ると、ごっつ活動的やのにず…

夢の所有権

巨大なクモの巣が窓の前に出現した。毎朝カーテンを開けるたび大きくなっている。取り除いて欲しい願いを込め、家人へ話したら「ドリームキャッチャーな!」ワクワクした声が返ってきた。100歩ゆずってもキャッチされるのは蜘蛛の夢、人や虫のドリームと違う…

いつもの

毎朝、父へ尋ねる。「今日の調子はどう?」「いいよ」決まって父は答える。自分の調子が悪い朝、同じ返答をする難しさに気づく。えい、クソ。腹たつ。

湖の日々

練り歯磨きの空翌日は快晴ほふく前進、恋人の鳴く水辺へ。先月は鳥たちが忙しそうだった。食う。集う。ゆっくり逃げている、わたしから。イキる。シャっ

省エネ型文盲

「日祝 営業」の派手な赤と黄色の看板を掲げ、チェーン展開している歯科医院がありました。先日、看板が変わり話題です。「変わったね」「日祝 営業は変わらないよ」「変わったよ、看板に書いてないもん」「書いてあるよ」「それ言われたの2人目だよ、なんで…

若いときアルある

分厚い雲が空をおおう朝、制服姿の男子中学生がサングラスをかけて自転車をこいでいた。サングラスはミラーレンズっての?つけている人の目は見えず、こちら側が映り込むタイプの。コント赤信号のリーダーが80年代初頭にかけていたような。phy のバックダン…

って、なるかぁ!

車で外出し、用事を終え車へ戻ったら自分がしたオナラの匂いが残っていた。悲しみがひしひしと押し寄せた。ブログを一ヶ月ぶりに書くのに、おならの話て、小学生みたいちゃう?「エエやん。そういうブログやし」そやね、ありがとう。ってなるかぁ!

花冷え花曇り菜種梅雨、早っ

ちらほら咲き 4月4日満開ぽくなり、ええカンジになって来た思たら、ありがとう、また来年ね4月10日

どおーーぉーんっ

電信柱の兵隊さん、夜中は隊列つくって行進だみたいな詩がありましたよね?宮沢賢治になかったっけ?前世紀の電信柱は垂直イメージがあったけど、今は付属物が増え、魚の骨みたい。地震が来たら、どーーんって倒れるよね。「近々、地震が必ず来ると言われて…

春に母は

雨が降る日曜の午後、プラットホームにいる10代と思しき娘さんへ、駅の外から手を降るお母さんらしい女性の姿がありました。電車が発車してからも、雨に打たれながら手を振り続けておいででした。

習性

戸棚のフキンの間やビニール袋が収納してあるバスケットの中から、賞味期限が切れたドラ焼き、クルミゆべし等がポロっと出てきます。おやつをかあちゃんが隠して忘れたからです。通りすがりにヒョッと隠す習性のようです。以前は通帳を洗濯カゴなどに入れた…

おおきに、もうすぐ一周年

fuzaketeru とあちこちに表示されるのが恥ずかしなってきまして。zureteru に変えたいと。ついでにタイトルも「いなかのカワズ」にしたろかしらん、と移転を考え、気がつきました。反応を返して下さる方がいらっしゃる。たぶんお会いしたこともなければ、お…

気がつかないうちに起きている素敵なこと

自転車の前かごへ乗せっ放しだったバッグを数年ぶりに取り出したら、底にニコちゃんが居た。幸運に守られていたんだね。男が歩きながら、神へ不平を言ったそうだ。「わたしが辛かったとき、あなたは助けてくれなかった。いつもわたし一人で苦しんだ」と。神…

梅に続いて、桜、

ぎっしり梅の花地面はこんな感じベタなやつホケキョワは桜の木にいる(技術があったらウグイスを丸で囲みたい)5日経つと、こう山、半笑い

先生と呼んでまう方々

「村上ショージ先生、みうらじゅん先生、町田コー先生」「全員、マ行やな」「おお」

ほーほけきょワ派、帰還

ホーーほけきょワ、の声が辺りに響き渡る。おかえり、元気で良かった。

おめでとう

卒業おめでとう、入学おめでとう、毎日ありがとう。

セトウツミ頼み

歯医者さんはほんまにありがたい。けど施術していただくとき痛い。待合室で待つ間、頼りの『セトウツミ』で気ィまぎらおそっかなぁ。あ。待つ時間なかったわ。ディープな腹式呼吸で意識を飛ばしたのがね、良かったみたい、そんなに痛くなかったよ(ひたいに…

あ、アイツゥ

「いつ死ぬんだろう、どうやって死ぬんだろう、ばっかり考えてても、いずれみんな死ぬのは間違いないんだから、生きていられることに感謝して、1日1日を大切に生きよう、なぁんちゃって立派なこと考えたりして」と父がおどけて言う。一年に三回も手術を受…

木の芽時に最適な処方、春祭り

木の芽どきのムニョムニョやザワザワやウツウツをちょうど良いあんばいに治めてくれる春の祭りの季節です。村々では、男性が女物の色あざやかな和服をまとい化粧し、なまめかしい春の宵を鐘や太鼓を鳴らし練り歩き、ヨシと菜種ガラで作られた高さ十数メート…

福の家

木の上から見降ろしている猫に気づき、近づいたらもう一匹、さらにもう一匹、四匹までみつけた。このお家の庭へ猫だけでなく、鳥もイタチも駆け込む。わたしの思いも流れ込む、ふくふくの場所だ。ポエム書いてしもたやろか。

前提がね、あるんだわきっと

介護の本を読む。書いてあることを全て実践すると介護を担う人のトイレや食事や楽しみの時間が無くなる。認知症の本から学ぶ。相手を受け入れ続ければ良いと書いてある。ストレス、半端ない。たぶんね、本に書いてあることには無言の前提があると思う。介護…

サンキュー大阪

百貨店の総合案内カウンターの女性は、近寄りがたい美貌ですよね。その方へ「ねえちゃん、今日も元気やな!」陽気な声をかけ、おじいさんが通り過ぎて行かはりました。大阪人にとっては普段の光景でしょうが、よその土地では見掛けません。大阪独立国へ帰っ…

ブログ改善ミーティング

「ブログごつごつしてるのしんどいよね、わたしの角角して堅いから、もっとやわらかくしたいんやけど」「起承転結が無いからね、じょ!は!きゅう!とかストーリー性、オチが無いから笑えない。はァ、で終わる」「みうらじゅん先生みたいに誰も傷つかない笑…