2015-01-01から1年間の記事一覧

空の面積

最寄り駅まで自転車で通勤する家人は、流れ星をしょっちゅう見る。「視界の半分が空やもん。ビルに切り取られた空と違う」「ニホンザル見た」と帰って来たこともあった。猿が道に座っていたそうだ。人里に現れた猿のニュースを観ると、ごっつ活動的やのにず…

夢の所有権

巨大なクモの巣が窓の前に出現した。毎朝カーテンを開けるたび大きくなっている。取り除いて欲しい願いを込め、家人へ話したら「ドリームキャッチャーな!」ワクワクした声が返ってきた。100歩ゆずってもキャッチされるのは蜘蛛の夢、人や虫のドリームと違う…

いつもの

毎朝、父へ尋ねる。「今日の調子はどう?」「いいよ」決まって父は答える。自分の調子が悪い朝、同じ返答をする難しさに気づく。えい、クソ。腹たつ。

湖の日々

練り歯磨きの空翌日は快晴ほふく前進、恋人の鳴く水辺へ。先月は鳥たちが忙しそうだった。食う。集う。ゆっくり逃げている、わたしから。イキる。シャっ

省エネ型文盲

「日祝 営業」の派手な赤と黄色の看板を掲げ、チェーン展開している歯科医院がありました。先日、看板が変わり話題です。「変わったね」「日祝 営業は変わらないよ」「変わったよ、看板に書いてないもん」「書いてあるよ」「それ言われたの2人目だよ、なんで…

若いときアルある

分厚い雲が空をおおう朝、制服姿の男子中学生がサングラスをかけて自転車をこいでいた。サングラスはミラーレンズっての?つけている人の目は見えず、こちら側が映り込むタイプの。コント赤信号のリーダーが80年代初頭にかけていたような。phy のバックダン…

って、なるかぁ!

車で外出し、用事を終え車へ戻ったら自分がしたオナラの匂いが残っていた。悲しみがひしひしと押し寄せた。ブログを一ヶ月ぶりに書くのに、おならの話て、小学生みたいちゃう?「エエやん。そういうブログやし」そやね、ありがとう。ってなるかぁ!

花冷え花曇り菜種梅雨、早っ

ちらほら咲き 4月4日満開ぽくなり、ええカンジになって来た思たら、ありがとう、また来年ね4月10日

どおーーぉーんっ

電信柱の兵隊さん、夜中は隊列つくって行進だみたいな詩がありましたよね?宮沢賢治になかったっけ?前世紀の電信柱は垂直イメージがあったけど、今は付属物が増え、魚の骨みたい。地震が来たら、どーーんって倒れるよね。「近々、地震が必ず来ると言われて…

春に母は

雨が降る日曜の午後、プラットホームにいる10代と思しき娘さんへ、駅の外から手を降るお母さんらしい女性の姿がありました。電車が発車してからも、雨に打たれながら手を振り続けておいででした。

習性

戸棚のフキンの間やビニール袋が収納してあるバスケットの中から、賞味期限が切れたドラ焼き、クルミゆべし等がポロっと出てきます。おやつをかあちゃんが隠して忘れたからです。通りすがりにヒョッと隠す習性のようです。以前は通帳を洗濯カゴなどに入れた…

おおきに、もうすぐ一周年

fuzaketeru とあちこちに表示されるのが恥ずかしなってきまして。zureteru に変えたいと。ついでにタイトルも「いなかのカワズ」にしたろかしらん、と移転を考え、気がつきました。反応を返して下さる方がいらっしゃる。たぶんお会いしたこともなければ、お…

気がつかないうちに起きている素敵なこと

自転車の前かごへ乗せっ放しだったバッグを数年ぶりに取り出したら、底にニコちゃんが居た。幸運に守られていたんだね。男が歩きながら、神へ不平を言ったそうだ。「わたしが辛かったとき、あなたは助けてくれなかった。いつもわたし一人で苦しんだ」と。神…

梅に続いて、桜、

ぎっしり梅の花地面はこんな感じベタなやつホケキョワは桜の木にいる(技術があったらウグイスを丸で囲みたい)5日経つと、こう山、半笑い

先生と呼んでまう方々

「村上ショージ先生、みうらじゅん先生、町田コー先生」「全員、マ行やな」「おお」

ほーほけきょワ派、帰還

ホーーほけきょワ、の声が辺りに響き渡る。おかえり、元気で良かった。

おめでとう

卒業おめでとう、入学おめでとう、毎日ありがとう。

セトウツミ頼み

歯医者さんはほんまにありがたい。けど施術していただくとき痛い。待合室で待つ間、頼りの『セトウツミ』で気ィまぎらおそっかなぁ。あ。待つ時間なかったわ。ディープな腹式呼吸で意識を飛ばしたのがね、良かったみたい、そんなに痛くなかったよ(ひたいに…

あ、アイツゥ

「いつ死ぬんだろう、どうやって死ぬんだろう、ばっかり考えてても、いずれみんな死ぬのは間違いないんだから、生きていられることに感謝して、1日1日を大切に生きよう、なぁんちゃって立派なこと考えたりして」と父がおどけて言う。一年に三回も手術を受…

木の芽時に最適な処方、春祭り

木の芽どきのムニョムニョやザワザワやウツウツをちょうど良いあんばいに治めてくれる春の祭りの季節です。村々では、男性が女物の色あざやかな和服をまとい化粧し、なまめかしい春の宵を鐘や太鼓を鳴らし練り歩き、ヨシと菜種ガラで作られた高さ十数メート…

福の家

木の上から見降ろしている猫に気づき、近づいたらもう一匹、さらにもう一匹、四匹までみつけた。このお家の庭へ猫だけでなく、鳥もイタチも駆け込む。わたしの思いも流れ込む、ふくふくの場所だ。ポエム書いてしもたやろか。

前提がね、あるんだわきっと

介護の本を読む。書いてあることを全て実践すると介護を担う人のトイレや食事や楽しみの時間が無くなる。認知症の本から学ぶ。相手を受け入れ続ければ良いと書いてある。ストレス、半端ない。たぶんね、本に書いてあることには無言の前提があると思う。介護…

サンキュー大阪

百貨店の総合案内カウンターの女性は、近寄りがたい美貌ですよね。その方へ「ねえちゃん、今日も元気やな!」陽気な声をかけ、おじいさんが通り過ぎて行かはりました。大阪人にとっては普段の光景でしょうが、よその土地では見掛けません。大阪独立国へ帰っ…

ブログ改善ミーティング

「ブログごつごつしてるのしんどいよね、わたしの角角して堅いから、もっとやわらかくしたいんやけど」「起承転結が無いからね、じょ!は!きゅう!とかストーリー性、オチが無いから笑えない。はァ、で終わる」「みうらじゅん先生みたいに誰も傷つかない笑…

霧の林で隠れんぼ

父へ話しかけると、濃い霧の向こうの木立から、意識が草をかき分け、遠い道のりを旅して答えに来てくれる気がする、ときがあります。父と母の会話は、霧の深い森で、大声で意見を叫びながら姿の見えない相手の後を追い、同じところをグルグル回っているよう…

ちょっと弱い身体で生きる知恵

爆走する目的志向システムにブレーキを渾身の力でかけ、右脳だけ起動する。ほわッとする。急がなくてもだいじょぶ、と言う。

干し症干し師

洗濯ものを干すときは、日光が差し込む角度と軌道、風向き、地面から立ち昇る湿気を、生地の種類や仕立てと鑑み、最短で乾くよう計算し配列します。必要な場合は気象レーダーで雲の動きを確認します。靴も直射日光を避けて干し、中へ風を通します。秋は柿、…

いのちぽっかぽか

1月から身体だけ春。外は寒いのにヘンな感じ、ギャップが大変。でも、ネコも鳥も春の動きかたをしている。2月、土へ鍬を入れると、ぽかぽかと湯気が立つよう。春の香りが立ちこめる。木の枝が新芽でピンク色。まだ凍っているアスファルトやコンクリート。

現役

ウサギのぬいぐるみです。子どもが遊んだのは50年前です。札幌在住だったので、寒くないようちゃんちゃんこを母が編んで着せました。子どもも編み方を習い、マフラーをつくりました。40年前、ぬいぐるみが擦り切れ、中の綿が出てきたので(銀行にもらっ…

休み明けの再会

正月休みが明け、友人や同僚と再会したとき「休み、どうやった? 何してた?」と聞き合い、旅行へ行ったとかマラソン走ったと盛り上がったものだった。最近は、ぎっくり腰になったとかインフルエンザを報告し合う。病院が休みで自力で治癒したことが暗黙の了…